アキラの釣り日記

北海道で釣りと外遊び、基本毎年同じ事しています。

s-stick(ワカサギ釣り用 自作電動リール)を作成してみました。


 


素晴らしい電動リールを作成している方が多い中恥ずかしいですが、ちょっと作ってみようかな?と言う方の参考になればと思います。
作りが簡素で、あまりコツがいらないような作成法です。
そもそも、これ何で作っているの?と同行して使ってもらった友人に聞かれる事が多いです。
電ケシだよ、と言っても何の事だかわからないですね。私も電動消しゴムとして使用したことはありません。

私の自作電動リールの基本材料と作り方

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モーターで消しゴムが回って、字を消せるモノです。
プラスチック製のケースとモーターが手に入ると。
これを本体として、スプールと穂先を固定するという作成法です。
私が主に使用する部品はタミヤの模型、レーサーミニ四駆の交換部品を使用しています。
ミニ四駆にこだわる必要はまったくなく、M2のビスを各種揃えればそれでよいと思います。
ワッシャーやナット、謎のスペーサー等、自然と必要な部品が集まるので、作るときには適当に買い漁っています。
以降に書きますが、ざっとこんな感じに揃えます。

作成手順など

電動ケシゴム本体に、スプールと穂先取付に使うミニ四駆シャーシを固定する穴を2か所開けます。
先にテープなどで仮止めするとイメージわきやすいですよ。
並行してスプールを作ります。

スプール(ボビン側)

100均ボビンの中の〇に、ミニ四駆ベアリングを接着します。

ベアリングを上下につけても、ボビンの中はどうするの?となりますよね。
私は毎回、電動ケシゴムから取り外す「ケシゴムをはめている灰色の(上記参照)プラスチック」を適当な長さに切って、穴を広げてスペーサーにしています。
ベアリング:スペーサー:ベアリング、となりますね。
正直ベアリングとしての機能は薄い(内側とも回りしますからね)のですが、サイズ感が良いのと、金属なので、斜めに回転したりしないのでコストかかりますがオススメです。
ラインは後で巻いて大丈夫です。完成した状態で、巻き上げのテストにもなりますし。

本体側

・電動消しゴムのモーター上部にあるものを外す。
・ミニ四駆の「シャーシ」を、電動消しゴム下側に2点ネジ止め。

 ※ミニ四駆世代ではないので、本来の用途は…?このXシャーシ等、私の完成品?でも使用されていますが、横の出っ張りが可動部分の取り付けに貢献します。
位置は、シャーシに空いている穴を、スプール固定、穂先固定に使う事を想定して調整して下さい。
・スプール(ボビン)を、モーターの回転軸(にゴム付いたところ)に当たるようにバンパーの穴を生かして長いビスで取り付け。
※ミニ四駆のシャーシやビスセット買うと、色々な部品入ってますので、それで各距離を調整します。

ロック/フリー機構

・使っていない穴に、バンパーを切ったものや他の部品を「可動するように」取り付け。
・うまく金属ボビンを引き付けつつ、磁石が付いてしまわないような距離に固定(接着)

穂先受け

・内径が5㎜のパイプ状のもの(市販穂先は5㎜が大半です)を準備。
私の使用した中では、シャープペンシルの軸、ホームセンターで買った内径5㎜のアルミパイプ、など。
アルミパイプの方が見栄え良いようですが、意外にスカスカなので、毎回穂先にテープ巻いたりしています。
動作確認動画はコチラ

最近の自作電動での釣行記はコチラ

www.waka-ika-yamame.info

↓最近のワカサギ関係記事はこちら↓
www.waka-ika-yamame.infowww.waka-ika-yamame.info

2014年、そもそもの作成開始時

↓2014年の記事です。当時の熱さと、今どうしてこの形になっているのかの経緯が有るので、古い情報ですが残しておきます。↓

ワカサギシーズンイン(遅い)にて、、何か新しいことをしたいと考えておりました。
もともと氷結前の河口?釣りや春の湖上がりをアミで採る、とワカサギについてはあまり真剣でなかったなあ、と。
しかし最近は会社でも恒例(4人位ですが・・・)となり、そうなると何か目新しいことをしないと続かないなと。
クリスティアを買ってみるのが楽しそうだな、と思いながらもそんなに行かないし、と情報収集(サボリネット)をしていると、
ゴルゴさんのゴルゴロッド
gajinさんのGクラッチ
と正直言って実釣に行かなくてもだいぶアツい世界が!
ほとんど完成型(常に改良更新されているので)を惜しみなく公開して下さる先人にならい、とは言えいきなり完成型を真似るのもいかがか(出来る気がしない)と仕組みを体感すべく部屋に有る物で作成してみました。

直結型零号機です。
実はそこそこまともに動きます。
残念なのは、サイズ感が無くて、M5位のビスを使ったりして外観はどうにもならない代物・・・。
穴も開けちゃったので、先週の石狩釣行前に2機目の初号を作成しました。

gajinさんのスプールフリー時は裏返し、のタイプですがネオジムが大きい物しか手に入らず、m2のボルトも短い事から、落とし込み時はネオジム上2つを外して、着底時にマグネット付ける、と言う運用を現場で無理矢理実施。


それから2日、ダ○ソーではなくキャン○ゥで金属ボビンを発見。
小さいネオジムは見つけられない為、ダイヤモンドをペンチで壊して原石を発掘と言う流れです。

「Gクラッチ」は屈曲部分に自信が無い為、ゴルゴさんの型に有る上下レバータイプをgajinさん風に4駆カーボンで作ってみました。
なるほど驚くほどのトルク、安定感。
スプール保持とレバー軸のボルト緩みが細いダブルナットではどうにもならず、何となく使わないように(汚くしてしまうので)していたG17で固定する、と言う方法で何となくクリア。

特に考えが有ったわけではなく「安いから」と選んだXタイプバンパー?の出っ張り部分が微妙に上手く機能します。
(そして現在作成の弐号も同様に進めていますが、裏面取付部のネジ位置をちょっと変えたおかげで出っ張りが邪魔に…。ちゃんと計ろうよ…)

今週末には実釣テスト予定です。
そして先週は、トラブルに追われても困るかな(実際困った)、と未完の初号と普通の竿を持って2穴/1人で釣っていたわけですが片方が手動リールでは同時に上げられないのです。(当たり前)

そんなわけで今日の仕上げに並行して弐号用スプールを作成?しています。
この作成過程で最難関、というか失敗すると痛いベアリング作業対策に会社で使っていたシャープペンを持ってきました。(何でも寸法測ってしまうクセが付きますね・・・)
もちろんボビンの中に入れて、左右をベアリングの予定でしたが、


m2のビスが芯入れに入る、プッシュ部分はそこそこボビンにはまる、と言うことで簡易軸受Vを作成してみました。
都度CRCでも吹いておけばなんとかなりそう、かつベアリングは死なないので軽い冒険が出来ました。

今日こそ早く寝ないと・・・
でもこの自作の楽しみは今しか無いし、穂先も作るか!